虫歯治療
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虫歯治療
歯垢(プラーク)に含まれる細菌(ミュータンス菌)は糖分やタンパク質を分解します。これが虫歯の原因です。それによって排出される酸などが、歯のエナメル質やカルシウム、リンなどの成分を溶かして虫歯を作ります。子どもの虫歯に比べ、大人の虫歯は神経まで到達しにくいので痛みが少なく、進行に気付きにくいことが多いです。
エナメル質の内側の象牙質にまで、虫歯が進んだ状態のこと。
進行した部分が黒く見え、冷たいものや熱いものを食べた時に歯が痛むことがあります。
治したら終わりというわけにはいきません。一度、虫歯にかかってしまった歯は虫歯の再発リスクも高いと言われています。実際に80%くらいの患者様が、同じように虫歯にかかって再来院されています。治療した歯が再度虫歯にかからないように、定期検診と定期クリーニングなどの予防メインテナンスが重要です。
唾液成分を測定することで、お口の中の状態を評価します。
虫歯菌・酸性度・緩衝能など歯の健康を検査することにより、1人1人に合った予防の提案ができます。
保険適用外になります。
虫歯が深く大きく、神経に近い状態や神経が露出した場合には、痛みが出る為、神経を取り除く必要があります。
神経を取ってしまうと、痛みが消えなかったり、歯がもろくなり、歯にヒビや折れてしまうことがあります。
そこで、MTAと呼ばれる材料を露出した神経に置くことで、痛みが出にくく、神経を保存する可能性が出てきます。
しかし強い痛みが出てしまった時は神経を取る治療となりますがMTAセメントの経過良好は9割ほどあります。
MTAとは、Mineral Trioxide Aggregateの略で、成分はケイ酸三カルシウム・ケイ酸二カルシウム・アルミン酸三カルシウム・酸化ビスマスなどが含まれます。
MTAセメントはpH12.5と強アルカリ性のため、細菌を殺菌する効果が高いです。
また、MTAセメントには生体親和性に優れ、高い封鎖性があります。それは硬化時に膨張する性質があるためです。
それにより、細菌の侵入を防ぐ効果もあります。
現在MTAセメントは保険診療では認められていません。
保険適用外の診療となります。
なくなく神経を取る治療となってしまうと、その後の経過良好となる確率は約7~8割です。10本に2~3本は再根管治療となります。
しかし再根管治療の経過良好となる確率は4割程度です。
すなわち根管治療をすれば絶対に良くなるとは言えず、痛みなどの症状が良くならず抜歯となるケースもあります。
出来るだけ神経を保存し、歯を守るための治療をオススメします。
根管治療後の歯をより長く保つためには、被せ物の種類がとても大切です。
保険診療の場合、銀歯となります。銀歯の素材上、汚れがつきやすく、適合にも問題があります。虫歯や歯周病のリスクが高くなりますので、毎日の歯ブラシやクリーニングがより欠かせない材料です。
少しでもリスクを減らすにはセラミックになります。セラミックは汚れが付きにくく、精度の良い材料で型を取るので、適合の良い被せ物をつけれます。
その為、歯ぐきも健康に保たれ、経過良好の状態が期待できます。