予防歯科
〒112-0001 東京都文京区白山5-36-7
予防歯科
日本は少子高齢化社会に突入しており、口腔内のケアに対する重要性は多様化し、年々高まってきています。
当院に来院している患者様には、痛みがあるときに治療をするだけでなく、ご自身の歯や口腔内が健康な状態かを知るためにも気軽に来院してほしいと考えております。
来院していただくことで、治療が必要な場合でも簡単な処置で終わることが多いので、歯医者が痛くなったら行く場所から、気軽に立ち寄れる場所になれるように変わっていったら嬉しいと思っています。
当院は、予防が大切だ!と構えるわけではなく、それよりももっと患者様の身近に歯医者があるということが大切だと考えております。
虫歯や歯周病の再発予防にオズデンタルクリニック白山では3ヶ月~半年に1度、歯科検診と専門的なクリーニングをおすすめしています。
当院の予防歯科では、検診や普段のお手入れでは落としきれない汚れの徹底的なクリーニング、そしてその方に合わせた丁寧なブラッシング指導を行っています。
検診を受けていただけると、その時初期の虫歯が見つかったとしても、ほとんど削らずに治療することも可能です。
歯周病などの進行を抑えるために、また再発させないためにも、このくらいの頻度でいらしていただけたら安心です。
歯磨きは隅々までと注意しながら行っても、みがきにくい部分が出てしまうものです。
ブラッシングの方法をわかりやすくお伝えしておりますので、お気軽にご相談ください。
歯科医院で受けるクリーニングは2種類あります。
その違いは『保険適用内のクリーニング』と患者様の全額負担で行う『自費クリーニング』です。
保険で受けられるクリーニングは下記の内容になります。
上記の内容となっております。
※痛みがある場合はその日に治療を行う場合があります。
保険適用内のクリーニングに掛かる所要時間は約30分〜で行います。
保険適用内のクリーニングに掛かる費用は約3,300円~4,400円程です。
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、歯科医師や歯科衛生士といった歯のプロフェッショナルが専用の器具を使って歯のクリーニングをすることを意味します。
お口の中には何種類もの細菌が繁殖していて、この細菌が集まって塊になったものをバイオフィルムと呼びます。バイオフィルムは歯と歯肉の境目や歯と歯の間といった場所にこびりつき、歯ブラシのみで落とすのが難しいのです。
しかし、バイオフィルムを放っておくと歯周病や虫歯の原因となります。
PMTCではご自身で行う毎日の歯ブラシでは落ちない歯の汚れ(バイオフィルム)を歯科専用器具を使用して徹底的にクリーニングすることが可能なのです。
実際にPMTCの基本的な流れを見てみましょう!
1
まずは問診をいたします。
2
口腔内カメラや専門性の高い医療機器を用いて細かい口腔内の状況を見ていきます。
3
虫歯と歯周病が無いかチェックしていきます。
4
口腔内をバイオフィルムに反応して色を発する染め出し剤で染め出しを行います。
前後で口腔内の写真撮影をします。
5
クイックジェットという機材を使用して、染め出されたバイオフィルムの除去を行います。
※クイックジェットは、非常に細かいパウダー状の粒子をジェット噴射してバイオフィルムを除去する機材です。従来の手動で行う方法では除去しきれない細かい箇所までクリーニングを行い着色の汚れを除去することも可能になります。
6
歯石除去 機械的歯面清掃をします。
具体的には歯の表面についたプラークを除去します。
7
最後に口腔内の写真をとり、前後の比較を患者様とともに行います。
今後の治療計画をご説明して終了となります。
特に治療の必要が無い患者様は3ヶ月~半年の間に定期的なクリーニングをおすすめしております。
自費クリーニングに掛かる所要時間は上記の流れを約1時間で行います。
シルハ(SillHa)は、お口の状態を簡単にチェックできる、唾液検査。
お水で口をすすぐだけで、口腔内にかかわる6つの項目をチェックできます。自分のお口について知ることで、歯周病や口臭を予防し、健康でより豊かなライフスタイルをお過ごしいただきたいと考えています。
そんな予防歯科の第一歩ともいえる唾液検査をたったの5分でできる最新機器「SiLL-Ha(シルハ)を導入しております。
複雑な検査を実施している医院では次回来院時まで結果が分からない場合もあります。
当院では、2,200円(税込)で検査を受けていただくことができます。またカウンセリング料も含まれていますので、時間的にも経済的にも、お気軽に受診していただける唾液検査といえます。
活性度が高いと、菌が活発に活動しているということを表しています。
虫歯がある方でも、菌が活発に活動してなければ、数値は小さくなります。
酸性度では、歯が溶けやすい状態かを見ています。
口の中は、食事などにより酸性になり、歯が一時的に溶けた状態になります。
酸性度が高いと、溶けた状態が長くなり十分に元に戻らなくなります。
酸で溶けた歯もそのとき元に戻ります。
緩衝能が低いと、中性に戻る力が弱く、歯が元に戻りづらくなります。
※緩衝能とは
唾液の緩衝能とは、お口の中が酸性に傾いた際、それを正常に戻してくれる能力のことです。
緩衝能が強い人は、なるべく歯が溶けるのが遅くなります。緩衝能が弱い人は、歯が長い時間溶けることとなります。
菌の繁殖などで歯ぐきや口の中がダメージを受けると、そこに炎症が起きます。
炎症が起きると白血球が増えるため、白血球の数値が高いと、口の中のどこかがダメージを受けている可能性があります。
この項目では、口の中のタンパク質の量を見ています。
歯周病などで口の中が出血すると、血液中のタンパク質が口の中に出てきます。
また、繁殖した菌が作り出すことでもタンパク質は増えるため、口のトラブルの指標になります。
アンモニアが多いと口の中の細菌も多い傾向があるため、アンモニアの数値は口のキレイ度を表す指標になります。
また、口臭の原因にもなり、この数値が高いと口臭も強くなることがあります。
唾液検査を受けることで自覚しづらい口腔内環境が数値化されることから、上記のようなさまざまなリスクや改善点などがわかります。
その結果を受けて歯科医師、歯科衛生士がカウンセリングを行い、個別性に応じた指導や治療を行っていきます。
お口の健康を維持するために、何も症状や問題がないうちから、レントゲンを撮ったりお口の中をチェックして、管理・維持していくことが重要だからです。
どんなにブラッシングを頑張ったとしても、完璧に自分の口の中を清掃するのは難しいです。クリニックで行うクリーニングでは、ご自身では落としきれない細菌を歯ブラシや専用の機械を用いて、できる限り歯を傷つけないように注意しながら除去します。歯へのトリートメント効果もあリます。
食後すぐに磨くことは逆効果で、歯磨きの回数よりもいかにタイミングよく、プラーク(細菌の塊、汚れ)をコントロールするかが大事と考えられています。
細菌が、最も口腔内に増える時間帯は、唾液が減少する睡眠中~朝の起きぬけの間です。ここで細菌を増やさないようにすることが、大切になります。
歯医者さん自体に慣れていただくために歯が生え始めた頃からトレーニング目的で通っていただけたらと思っています。そうすることでその後の約26ヶ月が「感染の窓」と呼ばれる、最も虫歯菌に感染しやすい期間と言われている時期に適切なケアやメインテナンスが受けられると考えております。
他にも何か気になることなどありましたらお気軽にお越しください。